解決策

自社開発だからこそ、的確でスピーディーな技術サポートの提供

そんなある日、G氏はリョーヨーの営業マンの訪問を受けることに。何かお手伝いできることがあれば、というのが先方の主旨でしたが、いろいろと話を聞いてみると、まさに自社の抱えている課題をクリアにするために、格好のビジネスパートナーになってくれそうな雰囲気がありました。思いきって悩みを全て打ち明けると、リョーヨーの営業マンはカバンからおもむろにダックス製のintelの最新CPU搭載ボードのカタログを取り出し、話を始めました。

「まずマンパワー不足の問題なのですが、自社リソースをソフトウェア開発やセンサー部などの得意分野に特化して、ハードウェア開発では外部を積極的に活用してみてはいかがでしょうか・・・」
さらに、営業マンはこう続けました。
「こちらのCPUボードはお客様のニーズに合わせてボードサイズやI/F構成、搭載部品やコネクター類などボード仕様の変更に対応する他、低温環境での使用を可能にするようなフルカスタムやBIOSのカスタマイズにも対応しています」
まさに、U社の競争力強化を大きくサポートしてくれる製品だと確信したG氏。念のため懸念していた点についても確認しました。
「アジアメーカーへの対抗という点ですが、やはり価格だけでは太刀打ちできませんので、日本製品としての高品質というのが一つのキーになると思うんですね。そういった意味でも、海外生産やODMを活用しているベンダーが多いのに対し、ダックス社は自社開発・国内生産を行い、高品質製品を提供しているので、部品レベルの管理・技術サポートまで対応可能で申し分は無いと思います。もちろん価格の面でも、製品品質や技術サポートを考慮していただければ、ご納得いただけるコストでご対応できるよう務めさせていただきます」
営業担当者からの頼もしい言葉を聞いたG氏は、ダックス社のCPUボードの導入を決意しました。

G氏は開発後、話してくれました。
「ダックス社のCPUボードを採用したことで、問題発生時には随分と助かりました。ダックス社はさすが自社開発しているだけあって、ボードについてはどんなことでも、きめ細やかな技術サポートで対応してくました。その問題解決までのスピードの速さには感心しましたね。またボードサイズやI/F構成、その他細かい部品の変更などのリクエストにも応じていただき、満足の行くボードを手に入れる事が出来ました」
G氏は更に続けました。
「実はリョーヨーさんがintelやマイクロソフトの正規特約店であったことも魅力的でした。今のマイクロプロセッサーは高機能／高性能である事が当然ですが、その機能の複雑さに最初は戸惑ってしまうのです。ですので、ボード採用後もハード設計のみならず、組み込みの経験豊富なエンジニアがOSの組み込みフォローまでしてくれたことも製品開発成功の大きな要因だったと思います」
intelの最新CPUをコアとし、ハードとソフトの両面から、柔軟かつスピーディなサポートを得て、新たな製品づくりをスタートさせたU社。国内のみならず、グローバルな視点の下、次から次へとさらなる製品を送り出してくれるに違いありません。